tamtime

修理のご依頼・見積り

時計相談室

オーバーホール後の日差について

2015/04/18

質問者:masha

2014/7にオメガ コンステレーション(キャリバー712?)のオーバーホールをしていただいたものです。
(注文ナンバー 46054906)

このひと月ほど、時計が日差で1分以上進むようになりました。
それ以前は巻き上げが少なくなるにつれ、遅れることはあっても進むことはなかったような気がします。

年代物なのでこれくらいの日差なのか、調整の余地があるのか、
一度お送りしたほうが よいでしょうか?

2015/04/20

Re: /回答者:tamtime

masha様、お問い合わせありがとうございます。

自動巻時計は「姿勢差」というのですが、時計の向きにより精度に誤差が生じます。
例えばガラス面が上の状態、下の状態、リューズ面が上の状態、、下の状態、12時が上の状態、、
下の状態、などです。テンプのヒゲゼンマイが重力に作用されるためと言われております。

この「姿勢差」に対し、弊社では4姿勢の精度数値を計測し、その平均値にて精度調整を
行っております。(一般的に遅れを嫌う傾向から若干、進みぎみに調整します)

例えば、外廻りの営業マンさんでしたらリューズが下向きの状態で腕を振って歩き周りますから
ゼンマイも良く巻上がります。
デスクワークが多い方だと、ガラス面が上向きの状態で腕の動きも少ないのでゼンマイの
巻き量も少ないです。

このように、本来は実際にご使用されるお客様のライフスタイルに合わせて何度かにわたり、
調整することがベーターなのですが、それは現実には難しいことですので、前記のような
平均値での調整とさせていただいている次第です。

今回のようにお申し出いただけましたら、ご納品から1年以内であれば無償にて再度調整を
させていただいております。
再度お預かりさせていただきましたら大至急にて再検査、再修理をさせていただきます。
メールにて、お名前、ご住所等をお知らせいただきましたら「お見積りキット」を発送させていただきます。

ご心配とご不便をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんが宜しくお願い申し上げます。

カテゴリー: ムーブ・オーバーホール  タグ:

返信する

名前
本文

※反映まで少しお時間かかります。
※ボタンタップは一度だけでお願い致します。