カレンダー操作禁止時間帯?(手巻き・自動巻き・機械式時計)
2008年10月17日 16:02|時計の豆知識
カレンダー操作禁止時間帯?(手巻き・自動巻き・機械式時計)
意外と知られていない、カレンダー(デイト機能)の変更禁止時間帯。
皆さんはご存知でしたか?
時計によってその「時間帯」はまちまちですが、通常午後9時から午前3時までの間は、
カレンダーが日付を変更するため、「日付送り歯車」が噛み合っている状態であり、
その時間帯に日付変更を行うと歯車などに大変な負担が伴います。
手巻き、自動巻きの時計は、何日かしないと(自動巻き機に乗せない限り)止まって
しまいますからね、どうしても、日付をあわす行為が多いかと思います。
本来、毎日つけて、毎日同じ時間にぜんまいを巻くのが理想的ですが、
なかなかそうは行きませんものね。
我が子の様な大事な時計に、再度、息を吹き込むとき、
実は、大事な時計に負担を掛けているのかも知れません。
しかも、午前だか午後かは、時針を回してみないとわかりません。
セイコーの曜日付きの時計なんかは、日付が変わってから、曜日が変わりますので、
4時ごろまで、歯車が噛み合っている状態だったりします。
時計によって、まちまちですから、一度マニュアルとご覧になって頂くと
いいかもしれません。
安全なのは、午前6時から午後6時くらいの間に、日付変更を行えば
間違いないかもしれません。
時針がとても歯車に影響の与える時間に、カレンダーを操作して、
「ガリッ」なんて、避けたいですものね・・・。