たかさま、お問合せありがとうございます。

パネライのLUMINOR MARINAは片巻式のムーブメントです。
自動巻きローターの回転で片方向のみ、巻き上がる構造です。
ですから両方向巻上げるタイプに比べると巻上げ効率は低いと
言わざるを得ません。

良好な状態でフル巻上げすると50時間ほど作動すると思いますので
５年半ご使用とのこと、そろそろオーバーホールを検討されると良いでしょう。

バンドのクラスプ（留具）は毎日着脱する部分ですから
磨耗が起こりやすい部分です。
磨耗の程度によっては調整することで閉まるようになりますが
寿命を少々延ばすだけです。
早いものですと数週間で再発するケースもあります。
そう考えると、やはりクラスプ交換の必要がある場合がほとんどです。

拝見させていただきましたら詳しく検証いたします。
どうぞご利用下さい。

たかさま、お見積りキットのお申し込み、誠にありがとうございます。

さて、非常に難しいご質問に困ってしまいました。

近年の傾向として正規代理店での修理はコンプリート修理、
メンテナンス修理といわれるものが多くなってきております。
オーバーホールとともに内部部品の交換や各種ネジ類、消耗部品となるパッキン類の交換、
外装洗浄、ところによるとリューズ交換までもがパッケージされております。

実際に修理される技術者の方々は、言うなればそのブランドウォッチに精通された
「エキスパート」ですから完璧な修理を実践してくれるわけです。
純正交換部品も国内や本国にストックされており、また専用工具なども完備します。
本国からの最新情報も早く入手することが出来、万全の体制によりすべてを
安心してお任せすることが出来ます。



弊社では、国産ブランドから舶来ブランドまでいろいろなブランドの修理を
手がけておりますので、よく言えば「オールラウンダー」でしょうか。
オーバーホールの作業内容は工程、手順などに大きな差はないかと思います。
相手は時計です。手を抜こうものならすぐさま精度に反映してしまいます。

修理設備こそ正規代理店のサービスセンターと同等のものを使用しておりますが、
すべてのブランドの純正部品が揃っているわけではありませんし、
工具類もいろいろなブランドにも使用できる万能型を選択します。

価格差についてはなんとも申し上げられませんが、同じ時計修理の技術者として、
お客様の時計に向かい合う気持ちに、なんら差などはないと思っております。