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研磨

質問者:たつき 投稿日時:2009/09/28 11:00

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こんにちは!以前に研磨とOHでWGデイトナとブライトリングでお世話になりました。
今回、三点ほど質問なんですが、研磨最終工程において、材質ホワイトゴールドのデイトナにはロジウム加工はされているのでしょうか?それともロレックス全般において元々ない工程なのでしょうか?実はカルチェのホワイトゴールドの研磨においてはロジウム加工を最後にされてるのですが、前回お願いしたロレックスはやっていただけているのかなーと疑問に思った次第です。ちなみに御社にてカルチェのホワイトゴールドの研磨を出した場合ロジウム加工はやっていただけるのでしょうか?

二点目に研磨においての回数にはどのくらいの限界回数なんでしょうか?
また傷つけてしまい研磨にだそうか迷ってるんですが、あまり出しすぎて、形がかわるのも嫌ですし、ダレるラインも困りますし、目安の回数ってどれくらいかなと。。

三点目に風防なんですが、御社ではプラスチックにて作成オーダーなされてると思いますが、サファイアガラスの時計にプラスチック風防を取り付けるメリット、デメリットは金額以外に何がございますか?
以前の投稿には、プラスチックとサファイアでは取り付け方法が違うので変更できないとあったと思うのですが、イマイチ理解できてないんです。御社でオーダーするとプラスチックなんですよね?サファイアが取り付けられていた時計にはオーダー不可ということなんでしょうか?

長々とすみません。宜しくお願い致します。

Re: /回答者:tamtime

投稿日:2009/10/06(Tue) 21:24:15

たつき様、お問い合わせありがとうございます。

デイトナとブライトリングの修理ご依頼をいただいた際にはありがとうございました。
デイトナWGは元々ロジウムメッキはかかっていないため、研磨後もメッキをすることなく
ご納品させていただいております。ブライトリングも同様です。

カルティエのWGは酸化変色防止のためでしょうか、ロジウムメッキがかかっていると聞いたことがあります。
ロジウムは固いので研磨してみるとWGとの違いがわかります。
ロジウムがかかっているものは、研磨後に同じようにロジウムメッキ加工をすることも可能です。

研磨において、回数の限度ですが、お時計の状態により様々です。
深いキズを研磨にて消したものであれば、かなりの量を削り取ったことになります。
反対に、ごく浅いキズを消した程度であれば、ほとんど削ってないといって良いでしょう。
何度も深いキズを消すということは、その表面をかなり深くまで削り取ることになりますから
元々のシェイプを崩してしまったりダレてシャープ感を失ってしまうことになりかねません。
ですから限界というと「シェイプを崩すことのない限度まで」ということになります。

ガラスについてですが、弊社にてオーダー製作するものはすべて「ガラス」です。
「ミネラルクリスタル」という標準ガラスをはじめ「サファイヤガラス」の特注製作も可能です。
逆に「プラスチックガラス」の製作は苦手な部類です。

ガラスとプラスチック風防は、ほとんどのブランドにおいて言えることですが
その取付け構造が違うため、プラ→ガラス ガラス→プラ という交換は出来ないものと思って下さい。

ガラスの取付方法は「接着」、もしくはパッキンの弾力を利用した「圧入」です。
一方、プラガラスは自身の弾性を利用した「ハメ込み」です。
プラガラスの外周部分を器具を使って絞り込むことで外周を小さく縮ませたのち、ケースにハメ込み、
器具を外すと同時に元の外径に反発することでケースに固定する方法です。

構造とは、ガラス自身の構造も違いますが、一番の理由はガラスを受ける「ケース側」の構造の違いがあるということです。

上手くご説明出来ませんでしたがご理解いただけましたでしょうか?

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