
質問者:じゅず 投稿日時:2011/08/10 22:40
オーバーホールを頼んだ場合の日差+?の社内規定はどうなってますか?
納品前の確認作業などしていますでしょうか?
社内規定で5秒内など。
機械物なので難しいとは思いますがなるべくなら日差+?何秒とか、分解前の日差計測後OH後の(分解前の+?何秒)など社内規定はどうなってるか教えてください。
OH前2秒でOH後が30秒だとOHの意味ありませんので。時計じゃなく物ですもんね^^;
よろしくお願いします。
Re: /回答者:tamtime
投稿日:2011/08/11(Thu) 20:25:49
じゅず様、お問い合わせありがとうございます。
手巻式時計、機械式時計など、一般的な日差はおおむね±20~30秒といわれております。
ただし、それは新品での規格です。
弊社にもムーブメントの種類などによって規定値をもうけておりますが、あくまでも参考定規であり、個々のお時計の状態と対話しながら調整を行ってまいります。
もちろん、オーバーホールなどの修理後も精度調整を行いますが、技術者は出来る限り±0秒を目指して調整をしていきます。
工業製品には必ず製造規格が存在し、合格か否かという許容範囲があります。
それが先に申し上げた「日差でおおむね±20~30秒」というものです。
古い時計は、経年のご使用においてパーツの磨耗や劣化などなど、いろいろな不都合が現れることによりその精度を維持することが困難になってきます。
オーバーホールにてすべてが解消しなければ、磨耗パーツを交換したりしながらバランスを整えていき、少しでも±0秒に近づくことを目指します。
20~30年、それ以上に古い時計はパーツもなく、部品交換が出来ないため、現状部品での調整を余儀なくされますから、良い精度を出すにも限度があります。オーバーホールをしても新品のようになるわけではないです。
機械式時計のファンの方々でしたら、このようなことは重々承知されておりますから
日々、時刻を修正されながら、それを面倒とは思わず古びた味を楽しんでおられるようです。
精度を求める場合はクォーツ時計や電波時計を使用するように、TPOに合わせて使い分けるそうです。
クリックで詳しい説明を表示※画像は一例です
お見積りはメールとwebで、簡単にチェック!お預かりした時計を一級技術者がしっかり検査し、修理の必要な箇所を写真を交えてご説明致します。解かりやすい説明で、どなたにも安心してご依頼いただけます。
クォーツから機械式、高級ブランド時計まで
卓越した修理・オーバーホールの技術で貴方の時計を甦らせます。
時計の修理・オーバーホールの「タムタイム」