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ソ連製 アンティーク 機械式手動巻

質問者:oz 投稿日時:2014/02/22 03:11

写真1

写真2

写真3

写真4

ベルリンで購入しました。
ソ連製でPOBEDAというメーカーのようです。
外見はとても汚れていますが、巻けば動き出します。
時計の詳細が分からないので何とも言えないですが、
この時計のガラス交換や表面の汚れを落とすことは可能ですか?
またその際、OHとガラス交換・汚れを落とすのにかかる費用も知りたいです。

Re: /回答者:tamtime

投稿日:2014/02/24(Mon) 16:03:56

oz様、お問い合わせありがとうございます。

ソ連製の時計の多くはムーブメントのネジなども省略され、カシメ留めされてしまっている構造です。
そのためムーブメントを解体することができないため、オーバーホールを実施することが出来ません。
国内に代理店がないことなどもあり、パーツも入手することが出来ませんので、そのほとんどは
残念ながら修理をすることが出来ません。

こちらのお時計、写真から判断いたしますと、真鍮のケースにPDPメッキが施されておりますね。
腐食などによりパラジウム色の銀色が剥がれ、下地の真鍮色である金色が見えてきています。

このお時計のケースをキレイにするためには、再メッキ加工が必要です。
再メッキ加工をするためには古いメッキを除去しなければなりませんが、メッキ剥離溶剤が真鍮の
ケースを溶かしてしまうために使用することが出来ません。
メッキを除去出来ないまま、再メッキをつけてもまったくキレイには見えません。
メッキの厚みは2~5ミクロン程度しかないためそのままメッキをしても傷や腐食など、すべて見えて
しまうためです。

文字盤にも外周部分には腐食が見られます。文字盤の腐食も除去しようとすると塗装や印刷が剥離
してしまいますので手をつけることが出来ません。
このガラスがプラスチック風防ガラスであれば研磨によるキズ取りが可能です。おおよそ¥5,000です。
ミネラルガラスですと研磨をすることは出来ません。

以上のことから、残念ながらこのお時計の外装をキレイにすることは出来ないでしょう。
お役に立つことが出来ず、誠に申し訳ございません。
また、機会がございましたら宜しくお願い申し上げます。

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