
質問者:たけちゃわん 投稿日時:2014/07/22 15:53
今、セイコーの逆輸入品のクロノグラフ新品を購入しようと考えています。そこでお聞きしたいのは二点あります。
・ケースは元々シルバー(おそらくメッキ)なのですが、ケースの色だけを(リューズ、プッシュボタン含む)RG又はPG色にメッキできますか?できれば光沢ありで考えています。できなければマットでも構いません。できれば安くなる方がいいです。
・以上の作業が可能な場合、見積もりの概算はどれくらいかかるかを教えて下さい。
よろしくお願い致します。
Re: /回答者:tamtime
投稿日:2014/07/23(Wed) 18:43:25
たけちゃわん様、お問い合わせありがとうございます。
元のシルバーケースがステンレスケースであれば特に問題ありませんが、おっしゃるように、
もしもメッキであるならば、それは真鍮ケースにパラジウムメッキという仕様でしょう。
そうなるとゴールドに再メッキをするにはとても困難な作業になります。
再メッキをするためには古いメッキをすべて剥離させる必要がありますが
真鍮ケースはメッキ剥離溶剤を使用することが出来ません。溶剤が真鍮を侵してしまうためです。
そのため、研磨によるメッキ剥離を行いますが、シルバー色のパラジウム系統のメッキは、
表面硬度がとても硬いため完全なメッキ剥離が出来ません。ある程度の状態までで剥離に
見切りをつけ、再メッキをすることになりますのでキレイな仕上がりは到底期待できません。
再メッキ後の仕上がりが光沢か、マットか、はメッキで表現するものではありません。
ケースの下地研磨の仕上げ方法によるものです。ケースを鏡面に磨きあげれば鏡面に、
筋面に仕上げれば筋目に、サンドブラストに仕上げればサンドブラストに、それぞれ仕上がります。
メッキは数ミクロン程度というとても薄いものですので、例えばキズのある時計にそのままメッキを
かけても、キズが見えなくなることはないのです。
ケース研磨が¥9,000、ゴールドの再メッキ加工はおおよそ¥10,000程度です。
詳しくは拝見の上、ご案内させていただきます。
お見積り・修理のご依頼は、サイト内「無料!お見積りキット」からお申し込みください。
クリックで詳しい説明を表示※画像は一例です
お見積りはメールとwebで、簡単にチェック!お預かりした時計を一級技術者がしっかり検査し、修理の必要な箇所を写真を交えてご説明致します。解かりやすい説明で、どなたにも安心してご依頼いただけます。
クォーツから機械式、高級ブランド時計まで
卓越した修理・オーバーホールの技術で貴方の時計を甦らせます。
時計の修理・オーバーホールの「タムタイム」