KWC様、お問い合わせありがとうございます。

このお時計の場合、ケースの鏡面部分をヘアライン仕上げにすることは簡単ではございません。
ご説明が難しいのですが、、、。

文字の入ったベゼル面をＡ面
その隣のベゼル側面をＢ面
その隣のケース上面をＣ面
その隣のケース側面をＤ面　　とします。

Ａ面は元々、サークルのヘアラインが入っております。
Ｂ面の鏡面は８角の面を横方向に一周、つながったヘアラインを入れることが出来ます。
問題はＣ面です。
Ｃ面は３時面、９時面は横方向にヘアラインを入れることが出来ます。
MODEの面、PROTECTIONの面、STARTの面は峰（境目）がなく、ぬるりとつながった面です。
この３つの面に横方向にヘアラインを入れた場合、面と面の境目は筋目のぶつかるところの
処理の仕方がわかりません。ヘアラインの線と線とが入り乱れ、曖昧な境目が出来てしまうものと思われます。
ここに任意の位置にマスキングで境目を設定し、おおよそでヘアラインを入れることになります。

これらの面はベゼルが邪魔になるので縦方向のヘアラインは入れることが出来ません。
横方向の筋目しか入れることが出来ません。
そのため、PROTECTIONの面に横ラインと、ブレスレットコマの縦ラインとが隣り合わせに
なることになります。
Ｄ面はなぜか縦方向のヘアラインです。

ご理解をいただき、よろしければご依頼ください。
価格はおおよそ￥9,000~10,000程度です。

やったことがないので、ケースの解体構造などを含め、詳しくは拝見の上、
ご案内させていただきます。
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