
質問者:shibata 投稿日時:2012/03/31 23:24
KING SEIKOを購入して使用していました。
1960年代?1970年代前半のものだと聞きましたが、年代モノのわりに
日差もすくなく気に入っていたのですが、当方のミスで水に濡らして
しまいました。
それ以降、時間の進みが激しくなってしまいました。
電波時計などと比べると、1分間で75秒、15秒も進む状態です。
修理で直るものでしょうか、完全に壊れてしまったのでしょうか?
回答頂けると幸いです、よろしくお願い致します。
Re: /回答者:tamtime
投稿日:2012/04/02(Mon) 11:48:20
shibata様、お問い合わせありがとうございます。
スクエアのKING SEIKO、古いお時計ですが良いデザインですね。
さて、例えば、水に濡らしてしまった際に、時計内部に水が入ってしまったとしても
急激な進みとの因果関係は、おそらくないと思われます。
1分間で15秒も進む状態はとても大きい進みと言えるでしょう。
これほどの進みであれば、おそらくヒゲゼンマイが絡んでしまっているのではないかと思われます。
これは、落下など、なんらかの衝撃によるものと思われます。
ヒゲが絡むと、絡んだ箇所が支点となるためヒゲの全長が短くなります。
そのためテンプの振りが速くなり、とても早く進んでしまいます。
音楽で使用するメトロノームを思い浮かべてください。
振り子の重りの位置が支点です。長ければゆっくりとしたテンポで動きますが、
短くすると早いリズムで動きます。時計のテンプも同じ原理です。
オーバーホールすることでヒゲゼンマイなどテンプ周りの調整を行なえば症状も改善するでしょう。
今回はタイミング的に、水がかかったことと重なったのではないでしょうか?
ただし、古いお時計ですと水入りも致命的になりかねません。
水周りでのご使用には注意されることです。
水入りの疑いもあるのでしたら、早い点検をお薦めします。
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