
質問者:Goncharov 投稿日時:2015/05/06 22:51
Re: /回答者:tamtime
投稿日:2015/05/08(Fri) 10:55:10
Goncharov様、お問い合わせありがとうございます。
再メッキ加工の工程は、
1.メッキ剥離 → 2.キズ取り研磨(下地処理)→ 3.再メッキ となります。
このお時計は画像から判断するといくつかの問題点があります。
ケース・ブレスレットの素材がアロイ合金もしくは真鍮のようです。
ステンレス以外の素材は 1.のメッキ剥離 をすることが出来ません。メッキ剥離溶剤が素材を
侵してしまうためです。古いメッキを剥離せず、このままの状態で再メッキをすると
新しいメッキのノリが悪く、剥がれやすいという大きな問題があります。
ブレスレットに革が使われていますが、この部分の革を取り外すことが出来ない場合、
再メッキをすることが出来ません。
メッキは、金の溶け込んだ水槽の中に対象物を入れ、金を電気溶着します。
革を水槽に入れるわけにはいきませんのであらかじめ取り外す必要があります。
以上のことから残念ながら再メッキ加工をすることが出来そうにありません。
お役に立つことが出来ず、誠に申し訳ございません。
また、機会がございましたら宜しくお願い申し上げます。
クリックで詳しい説明を表示※画像は一例です
お見積りはメールとwebで、簡単にチェック!お預かりした時計を一級技術者がしっかり検査し、修理の必要な箇所を写真を交えてご説明致します。解かりやすい説明で、どなたにも安心してご依頼いただけます。
クォーツから機械式、高級ブランド時計まで
卓越した修理・オーバーホールの技術で貴方の時計を甦らせます。
時計の修理・オーバーホールの「タムタイム」