top of page

時計相談室

時計相談室 > 再メッキ

  • ←前の質問
  • 相談室へ戻る
  • 次の質問へ→

再メッキ加工について

質問者:山口 投稿日時:2024/11/17 16:39

写真1

写真2

写真3

写真4

初めまして。
アンティークウォッチのケースの再メッキをお願いしたいのですが可能でしょうか?裏蓋がステンレスのタイプです。
可能であればステンレスに近い雰囲気になればと思っています。
過去の再メッキの画像があれば見せていただけると幸いです。
よろしくお願いします。

Re: /質問者:tamtime

投稿日:2024/11/18(Mon) 17:08:31

山口様、お問い合わせありがとうございます。

ケースの再メッキ加工を行うためには事前準備工程として、
古いメッキを剥離する必要があります。
古いメッキを剥離させるためはメッキ剥離溶剤を使用します。
ところが、こちらのお時計のケースの素材は真鍮であるため
メッキ剥離溶剤を使用することが出来ません。
このメッキ剥離溶剤はステンレス以外の素材を侵してしまう特性があるため、
真鍮製のケースや銀製(シルバー925)のケースに対しては使用することが出来ないのです。

金メッキであれば、ケース研磨にて古いメッキをある程度まで
剥離することが出来るのですが、銀色系のロジウムメッキ、パラジウムメッキ
などは表面硬度が非常に硬いためバフ研磨ではとてもじゃないですが
歯が立たず、剥離することが出来ません。
残念ながら、下地を作ることが出来ないため再メッキをすることが出来ません。
また、このまま再メッキ加工を行っても、メッキの乗りが悪く、
すぐに剥がれてきてしまうものと思われます。

お役に立つことが出来ず、誠に申し訳ございません。
また、機会がございましたら宜しくお願い申し上げます。

返信する

コメントする前にサインインすることもできます。
 
  • ←前の質問
  • 相談室へ戻る
  • 次の質問へ→

修理のご依頼・見積り

altクリックで詳しい説明を表示※画像は一例です

tamtimeの見積りは、
技術者のコメント・写真付で、安心!

お見積りはメールとwebで、簡単にチェック!お預かりした時計を一級技術者がしっかり検査し、修理の必要な箇所を写真を交えてご説明致します。解かりやすい説明で、どなたにも安心してご依頼いただけます。

▲ Page Top