時計についてのいろいろをお話する、ちょっとためになるブログ。

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世界的な時計宝飾展をご存じですか?

店長の田村です。
いつも【tamtime】をご利用いただき、誠にありがとうございます。


皆さん「バーゼルワールド」という毎年春にスイスで行われる“世界的な時計宝飾展”をご存じでしょうか。

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当初は自国スイスの産業のための展示会だったらしいのですが、
今では世界中から出展できるようになったそうです。

期間中の八日間に約十万人の入場者があり、
各社の重要な新製品が発表されるマーケット場になっていることから、
マスコミ関係者も多い展示会なのです。

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世界45カ国から2109社もの出展がありますが、
時計は342社(全体の16%)で展示面積の55%を占めているとか。


ヨーロッパからの出展は1377社で、
なかでもスイス422社(全体の20%)に達し、展示面積の46%を占めてしまうほど。

 

日本円で約4500円の入場料を払えば誰でも会場に入れるようなのですが、
あくまで商談会のため、出展ブースの方針で取引先にしか見せないモデルがあるとのことです!

 

バーゼルで時計フェアが開催されるようになったのは、
バーゼルの地理的立地が大いに反映しているとのこと。


スイスの輸出品は(1)化学品35% (2)機械(電気機器を含む)22% (3)精密機器・時計装身具18%とあるようにスイスにとっては機械類の輸出が重要で、
早くから「貿易フェア」が開催されていたようです。

 

下にバーゼルワールドの歴史を簡単に書いてみました。

「貿易フェア」に時計メーカーが初めて参加したのは1931年
59社が参加し「スイス時計パビリオン」が出現
73年には参加者は欧州全体に広がる
84年には「貿易フェア」は「スイス産業技術展」に解明され、
時計宝飾部分が分離されて「ヨーロッパ時計宝飾店=バーゼルフェア」になったが、
86年からは門戸は応手以外にも解放され、
03年からは「バーゼルワールド」に改称された。



機会があれば是非行ってみたい展示会ですね。

アラームの歴史をご紹介

店長の田村です。

いつも【tamtime】をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

皆さんの時計にはアラーム機能はついていますか?

 

デジタル時計などでは当たり前の機能となっていますが、アラームにも長い歴史があるのですね。

そんな歴史をちょっとご紹介させていただきます。

 

目覚まし時計など、クロックのアラーム機能は早くから開発されていましたが、スペースとエネルギーに余裕がない腕時計において、実現したのはつい半世紀ほど前の話だそうです。

 

深い眠りに就いている人を起こせるほどの音量は出ませんが、昼間に鳴らして用事を思い起こさせるには十分な機能ですよね。

 

初めてのアラーム付きウォッチは1947年にバルカン(現レビュー・トーメン)の「クリケット(コオロギ)」という時計。

 

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メーカーサイト

http://www.vulcain.jp/collections/replica.html

 

発売されると話題を呼び、ルーズベルト、アイゼンハワー、ジョンソン、ニクソンなどアメリカの歴代大統領たちにも愛用されたそうです。

 

クリケットが大きな音を出せた理由は二重構造の裏蓋にあるとのこと。

時刻になるとハンマーがケース内側の音響薄膜に固定されたラグを打って薄膜を振動させ、振動音が反響室の役割を果たし外側のセル状の裏蓋で増幅するため、音響が籠もらない構造になっているそうです。

 

同時期にはジャガー・ルクルトの「メモボックス」も発売されましたが、こちらは裏蓋の内側に用意されたハンマーがゴングをたたくと裏蓋が共鳴する構造でした。

デザインを変更しながらも、今日に至るまで作り続けられてきた超ロングセラーでもあります。

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メーカーサイト
http://www.jaeger-lecoultre.com/sihh-2010/me/en/volet/classique/memovox/

 

国産では58年にシチズンが「シチズン・アラーム」を、67年にセイコーが「ビジネスベル」を発売しましたが、どちらもビジネスマンから好評を得たようです。

 

クォーツ時計になってエネルギーを電池から取れるようになったので、アナログウォッチでもいくつかの機種でつくられましたが、デジタル時計ではアラーム機能にメカ的部分が不要で、構造が簡素化されたため価格も安くなり、一気に普及しました。

 

一度のセットだけに有効なのがワンショット(ワンタッチ)アラームで、毎日同じ時刻に鳴らすデイリーアラームなどの機能もあります。

また、音だけでなく、振動でアラームを伝えるタイプも開発され、相手に気づかれずに時間を知ることもできる様になりました。

 

人と時間は切っても切れない関係ですね。

そんな関係だからこそ、素敵なお気に入りの時計を身につけていたいものですね。

腕時計の保管方法について

皆さんは普段、どこに時計を置いてますか?

 

「毎日使用して、腕からはずした時計は、どこに置いておくべき?」

「この頃使う機会のなくなってしまった、あの時計、どうやって保管すればいい?」

 

 

時計がもっとも嫌がる環境ベスト3!

1.埃っぽいところ

2.湿気が多いところ

3.強い磁気の影響を受ける場所

 

その他にも・・・

×直射日光が当たる場所

×温度差が激しいところ

×火気の近く!

×強い振動のある場所

×高温な場所


今回は時計の保管にまつわるお話し。

さて、皆さんも埃や湿気が時計にとって良くないことは知っていますね。

では「磁気」について、どれだけの方がご存知でしょうか。
最近、大手メーカーでも注意を促している「磁気」について
少しだけお話ししてみましょう。


私たちのまわりにはテレビやパソコン、携帯電話、オーディオスピーカー、
家具や冷蔵庫のドアのマグネット、ハンドバッグのマグネットなどなど
磁気の発生源はいたるところに存在します。


これらから発生する磁気は時計の作動に大きな影響を与えます。
機械式・クォーツ式の時計は、磁気帯びを起こすと、内部の部品などが磁化してしまい、精度に大きな問題を起こすことになります。


一時的な磁気の影響であれば、磁場から離し時刻を合わせてあげることで回復し
正常に作動しますが、機械内部に強い磁気が残留してしまうと、磁場から離れても
常に磁気が影響を及ぼし、時刻が狂ったり、時には止まってしまうことにも
なりかねません。


磁気帯びしてしまった時計は脱磁(磁気を取り除く作業)をする必要がありますので
専門の時計技師にご相談ください。

当店でも、まれにメンテナンス直後にも関わらず、「時刻が合わない」「精度が良くない」とご相談いただく方がいらっしゃいますが、再度お調べすると磁気帯びを起こしている
場合がとても多く見受けられます。


テレビやパソコン、携帯電話の近くは強い磁気がありますので
保管される際には要注意です。離れたところに保管してくださいね。


時計を長期間保管する場合は、柔らかい布(セーム)などでよく汚れを拭き取り、
よく乾燥させた後、保管ボックス(ケース)などに入れておくのがベストですね。

お菓子などの袋に入っている「たべられません」という乾燥剤をボックスに入れている方もいらっしゃるとのこと、これなら万全ですね。

タムタイムでは、修理、オーバーホール後、専用ボックスにお入れして、お送りしておりますので、そちらをご利用いただいても結構です。
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自動巻き腕時計(機械式)などの保管で、ワインディングマシーンについても
触れておきましょう。
tamtimeメンテナンスの立場から考えますと、手巻式や自動巻式の時計は、
常に動いていた方が良いと思われます。常に動いていることで精度も安定してきます。
長い間、止まったままですとムーブメントの油が時間とともに酸化などの影響により
固くなってきます。

現在の潤滑油は性能が上がっているので、定期的なオーバーホールを行っている方は
心配ありませんが、そうでない方は長い期間、止めたままにしておくことは問題ありです。

ただ、いくつもの自動巻時計を、とっかえひっかえつけてらっしゃる方や、
永久カレンダーなどの機能のついた時計をお持ちの方は、時計が止まってしまうことで
時刻合わせやカレンダー調整など、やはりお手間もかかり面倒ですよね。
そこで、「時計を止めないため」にワインディングマシーンをご使用されれば最適ですね。

いまではディスプレイケースをかねた高級品もたくさんありますね。
基本性能はあまり変わらないと思いますが用途に応じて
お選びいただければ良いのではないでしょうか。


ここでワイポイントアドバイス!


ゼンマイの巻き上げはワインディングマシーンの回転だけに頼ると
つい、巻上げ不足になる場合があります。

でも止まるに至らないため、慢性的に巻不足でご使用されている方が非常に多く
みられます。

時々、手動でゼンマイをフルに巻上げてからご使用いただくことをお薦めします。
この状態が、時計が最大トルクで作動する最適な状態なのです。


ワインディングマシーンはゼンマイを「巻上げるための道具」というよりも、
「止めないための道具」ということを覚えておいてください。


ワインディングマシーンをご使用になるということは、時計が休む間もなく作動し続け
毎日使っているのと同じこと、定期的なメンテナンスは是非お忘れにならないように
心がけて下さいね。

わたくし個人的にはワインディングマシーンは使っておりません。
使用する前にはいつも手動で巻上げております。
数年前まではワインディングマシーン自体が一般的には
存在してなかったのですから、なくても不自由は感じません。
あくまでわたくし個人的には、です。


調査では、意外にも?専用ボックスを持ってる方が、18%もいらっしゃるのには、
びっくりしましたが・・・。

保管場所の調査 ※参考データ
http://www.e-tkb.com/watch/anq2004/index2.html

皆様の大事な時計、保管には充分お気をつけくださいね。


tamtime

カレンダー操作禁止時間帯?(手巻き・自動巻き・機械式時計)

カレンダー操作禁止時間帯?(手巻き・自動巻き・機械式時計)
意外と知られていない、カレンダー(デイト機能)の変更禁止時間帯。

皆さんはご存知でしたか?
オメガ | OMEGA | シーマスター

時計によってその「時間帯」はまちまちですが、通常午後9時から午前3時までの間は、
カレンダーが日付を変更するため、「日付送り歯車」が噛み合っている状態であり、
その時間帯に日付変更を行うと歯車などに大変な負担が伴います。

手巻き、自動巻きの時計は、何日かしないと(自動巻き機に乗せない限り)止まって
しまいますからね、どうしても、日付をあわす行為が多いかと思います。

本来、毎日つけて、毎日同じ時間にぜんまいを巻くのが理想的ですが、
なかなかそうは行きませんものね。


我が子の様な大事な時計に、再度、息を吹き込むとき、
実は、大事な時計に負担を掛けているのかも知れません。

しかも、午前だか午後かは、時針を回してみないとわかりません。

セイコーの曜日付きの時計なんかは、日付が変わってから、曜日が変わりますので、
4時ごろまで、歯車が噛み合っている状態だったりします。

時計によって、まちまちですから、一度マニュアルとご覧になって頂くと
いいかもしれません。


安全なのは、午前6時から午後6時くらいの間に、日付変更を行えば
間違いないかもしれません。


時針がとても歯車に影響の与える時間に、カレンダーを操作して、
「ガリッ」なんて、避けたいですものね・・・。

みなさんは、時計をどちらの”腕”にしますか?

いつもご利用ありがとうございます。

暑い日が続いておりますが、皆さん、体調など崩されてませんか?


突然ですが、
皆さんは、いつもしている”腕時計”、どちらの腕にしますか?
インターネットの腕時計に関する調査で、面白い結果が出てるんですよね。

私自身、”左手首”に腕時計をはめます。
右利きだからか、自然に左にしてしまいますね。
右腕にしていると、なぜか邪魔な感じがするんですよね、文字を書くにも、
マウスを持つにせよ。

調査結果によると、左手首は、なんと9割!
10人に1人の方しか、右手首には腕時計をされてないんです。
もしや、これは利き腕の問題とリンクしているんでしょうか?

左利きの方の人口が約8%〜15%程度と言われておりますので、
それと、ぴったり合いますね〜。

ただ、この結果にはちょっとびっくりしています。
利き腕の問題もありますが、もっと自由に右左好きにされてるのかな?と
思ってました。

利き腕と勝手に関連づけてはいけませんが、
思い白い結果でした。
ちなみに、手首にはしない、という方も0.4%いらっしゃるそうで・・・。

文字盤面を手首の内側にする方は、18%くらいだそうです。


右手首にされる方、左手首にされる方、それぞれ皆さんのこだわりとは
何ですかね〜・・・?


tamtime【タムタイム】

参考記事【Japan Internet.com】
http://japan.internet.com/research/20080812/1.html