「わたしたちに出来ること」
2011年4月 8日 20:40|お知らせ
4月1日に福島県南相馬市に行ってきました。
今回の大震災で沿岸部は津波による大きな被害が、
また福島第一原発から30km圏内のエリアであることから
屋内退避を余儀なくされ、2重のダメージを負っている地域です。
この地域の方々へ救援物資をお届けしようと、仲間たちが持ち寄り
車一台分、ダンボール箱20個分のたくさんの物資が集まりました。
目的地は、「原町第一小学校」。
この地域の多くの人たちの避難場所となっているところです。
朝5時にさいたま市を出発、東北自動車道を北上し
福島西インターチェンジから一般道へ。このあたりでは、いつもの平穏な風景でした。
相馬市に向かう途中、自衛隊の車両が多くなりみんなマスクをしていて、原発からの
放射線の影響が不気味にせまっているのを感じるようになりました。
南相馬市に入り、沿岸部に行くと、そこには想像を絶する光景が広がっておりました、、、、。
「見渡すかぎり、すべてが流された。。。ああ、絶句」
正午頃、原町第一小学校に到着。
最初に避難された方々の他に、遠方の避難所から戻ってこられた方々であふれていました。
なんとか無事に仲間たちからの物資をお届けすることが出来ました。
「避難所で必要としているものは、日々変わっていくので
コミュニケーションが大事です」
20km圏内の境界では、音もなく人の気配はまったく感じられませんでした。
原発からの放射線レベルが高いって?いつもと変らないような風景なのに。
「”原子力特別措置法により立入禁止”と書いてある」
20kmから30kmの屋内退避エリアではお店も会社も営業しておらず、歩いている人も
ほとんどいません。原発事故の影響もあり、復興が遅れるのは間違いないと思いました。
現地に行くと今までとは違う問題が見えてきて、わたし自身、考え方も変わり、
これから復興のために協力しなければいけないと強く強く感じました。
「わたしたちに出来ること」
どんな小さなことでもいいから、まず一歩を踏み出そう。
tamtime も何が出来るのか、考えます。
店長 田村 豊