時計についてのいろいろをお話する、ちょっとためになるブログ。

時計にまつわるエピソード アーカイブ

世界の時計見本市【バーゼル・フェア】ご紹介

バーゼル・フェア (BASELWORLD、バーゼルワールド) は、スイスバーゼルにて毎年3月、4月頃に1週間かけて行われる世界最大の宝飾時計見本市。現在のような形式になったのは1972年である。

MHグループの子会社であるMCHスイス エキシビション(MCM SWISS EXHIBITION)が主催している。
〜Wikipedia〜より

名だたる宝飾ブランドと共に、世界の時計ブランドもたくさん出展する、時計の見本市です。

一般の人も入れることは入れますが、商談がメインの展示会。
 

[ Wikipedia より]

1990年代の時計業界再編の波で、結構な数の有名高級ブランドがジュネーブ・サロンへ移動し苦戦していると当時日本の時計ジャーナリズムでは伝えられたが、入場者数に目立った減少はなく、むしろ2007年に入場者10万人を突破してからは、入場者記録を更新し続けている。

その原因としては、元来バーゼルを重視してこなかったSMH(現スウォッチ)グループがフェアに新製品発表の場所を移したこと[2]、ジュネーブサロンでの非リシュモングループの会社(中小高級時計ブランド)へのお世辞にも良いとはいえなかった待遇[3]、21世紀に入ってからの世界的な機械式時計市場の活況によるお祭りムードの盛り上がりなどが挙げられる(ただし、アラン・シルベスタインのように商業主義化を嫌って離脱したメーカーも一部にはある)。

ただし、時計価格全体の高騰、有力な顧客だった中国マーケットの停滞[4]などの事情からジュネーブ・サロンも近年は態度を軟化させており、ウルベルク英語版リシャール・ミルなどの新規高級時計メーカー・独立時計師の参加を認めたばかりか、2017年には最終日のみながら事前登録した一般客の有料での入場(70スイス・フラン)を認めるに至った[5]。ソーウィンドグループは2013年度からバーゼルへと発表の場を移したものの、2017年にジラール・ペルゴがジュネーブに復帰している。ケリンググループからもユリス・ナルダンが同年ジュネーブへ復帰した。2018年にはエルメスがジュネーブへ移行した。

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http://ur2.link/OTLk
 JP wikipediaより

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https://www.luxurysociety.com/en/articles/2018/03/baselworld-insights-2018/

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スウォッチグループ(Swatch Group)は「バーゼルワールド(Baselworld)」への

出展を今後取り止めると発表
http://ur2.link/OTK4
出展:FASHION NETWORK


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http://www.executivestyle.com.au/best-of-baselworld-2018-13-of-the-most-talkedabout-watches-in-the-world-h0y35j

 

tamtime
田村時計工作所

田村

時計技術者デスク紹介 ~Watch Maker Desk~

tamtime時計技術者の作業デスクをご紹介いたします。

精密な作業が多い時計技術者のデスクは、作業がしやすいようにカスタマイズされているんですよ。

デスクの高さも作業時の疲労が溜まりづらい構造だったり、肘当てが特殊な角度で設置してあったり。

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次回は、時計職人さんが扱うツール類に関しても、

ご紹介いたしますね。

 

皆さんがお聞きになりたいご質問等ございましたら、

是非お聞かせくださいね。

 

tamtime

ROLEX Ref.6238 PRE-DAYTONA オーバーホールが完了しました。

ROLEX Ref.6238

PRE-DAYTONA 
Cal.72B CHRONOGRAPH
オーバーホールが完了しました。
 
このデイトナはとても古いモデルです。
既に、パーツも製造中止だったため、部品交換を行わないオーバーホールにて、細部まで調整させていただきました。
 

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 「うるう秒」

今年の7月1日は 1秒 長い日となります。

【うるう秒の調整】
平成27年(2015年)7月1日(水)
午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に 「8時59分60秒」を挿入します。

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「うるう秒」ってなに?

「1日」や「1秒」の長さはどのように決められているのでしょう。

古くは、地球の自転を基準にして「1日」という長さが決められ、その24分の1を1時間、さらにその60分の1を1分、その60分の1を1秒としていました。
しかし、時間を測定する技術が進歩して、原子時計で正確な時間が測定できるようになると、実は地球の回転速度にはムラがあり、いつでも同じ速度で回転しているわけではないことがわかってきました。

もし、地球の自転が遅い状態が続いたり、自転の速い状態が続いたりすると、地球の自転によって決まる時刻と原子時計によって決まる時刻のずれが大きくなります。そのようなとき、時刻のずれを修正するために「うるう秒」を実施します。

地球の自転速度は、原子時計と比較されながら観測が続けられていて、地球の自転と原子時計によって決まる時刻の差がプラスマイナス0.9秒の範囲に入るように、うるう秒による調整がおこなわれています。


たとえば西暦1990年頃には、地球は、原子時計を基準にした1日よりも、約2ミリ秒(1ミリ秒は1秒の1000分の1)ほど長くかかって1回転していました。

ということは、もしこの状態が500日間(約1年半)続いたとすると、地球の自転と原子時計の時刻の差が1秒に達することになります。

そのような場合には、うるう秒として1秒を挿入することによって、時刻の調整がおこなわれます。

うるう秒による調整は、12月か6月の末日の最後の秒(世界時)でおこなわれ、それでも調整しきれない場合には3月か9月の末日の最後の秒(世界時)でおこなわれます。

地球の自転が遅い(1回転にかかる時間が長い)場合には、59分59秒のあとに59分60秒として1秒を挿入し、その次の秒が0分0秒になります。反対に、地球の自転が速い(1回転にかかる時間が短い)場合には、59分58秒の次の59秒をとばして、0分0秒にすることにより、1秒減らすことになります。

ただし、世界時と日本時間では、日本時間のほうが9時間進んでいますので、日本では午前8時59分の最後の秒で調整がおこなわれることになります。

1972年にうるう秒による調整が開始されて以来、2014年末までに25回のうるう秒(いずれも挿入)が実施されました。将来のうるう秒実施時期については、地球の自転速度の変化を長期にわたって予測することができないため、知ることができません。

 

自然科学研究機構
国立天文台 HPより

(お客様の)時計のコレクション.3 「ROLEX」「Tiffany & Co.」Wネーム

みなさん、こんにちは。
店長の田村 豊です。

お久しぶりに(お客様の)「時計のコレクション.3」です。
さて今回は、さいたま市のM様からお預かりいたしましたお時計をご紹介させていただきます。

M様と言えば、(お客様の)「時計のコレクション.2」でもご紹介させていただきましたが、
ふたたび「ROLEX」「Tiffany & Co.」のWネームをお持ちいただきました。

M様は「ROLEX」「Tiffany & Co.」のWネームのコレクター、メンテナンスはいつも
tamtimeにお任せいただいております。
今回で6本目?

いや、もっとです。


さて、1本目は「Ref.18238」金無垢のDAY-DATE
バーインデックスですがダイヤル外周にローマンのサークルが入っています。
12時の位置に大きな曜日を表示するCal.3155を搭載しております。
金無垢のケース&ブレスレットがズッシリとした存在感のWネームです。
今回はオーバーホールを実施いたしました。
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続きまして、こちらが「Ref.16610」SUBMARINER
ダイバーウォッチでありながらスポーティにも、フォーマルにもどちらにも似合うモデルです。
そういえば各社、かならず似たモデルが存在します。もはや永遠の人気デザインですね。
ただしこれは「ROLEX」「Tiffany & Co.」のWネームですからやはり別格です!
Cal.3135を搭載、オーバーホールを実施いたしました。
「Ref.16610」SUBMARINER



さらに、「Ref.16233」コンビネーションのDATEJUST。
このお時計、前回お預かりしたものかと思いましたが、シリアルナンバーが違います。
よく見るとダイヤルデザインが違いました。ローマンサークルのないシンプルなデザインのブラックダイヤルのWネームです。
Cal.3135を搭載です。
オーバーホールを実施いたしました。
「Ref.16233」コンビネーションDATEJUST



最後はやはり、圧巻のスリーショットですね!
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めずらしい「ROLEX」「Tiffany & Co.」のWネームがまとめて見れるなんて格別です。
技術者をしていると、毎日毎日、素敵な時計たちとの出逢いがあります。
これからもこの出逢いを、存分に楽しませていただきます!


M様には今回のブログへの掲載に承諾していただきました。
前回に引き続き、貴重なお時計を拝見させていただきありがとうございました。



店長 田村 豊

(お客様の)時計のコレクション.2

みなさん、こんにちは。店長の田村 豊です。

今回のタイトルは「時計のコレクション.2」ですが
前に(お客様の)と入れました。(^^;)

さて今回は、先日お預かりしたお時計をご紹介させていただきます。


まず、はじめは「Ref.18239」ローマンダイヤルのDAY DATE

12
時の位置に曜日をフル表示するモデルです。

ホワイトゴールドのケース&ブレスレットはステンレスとは違う、

落ち着いたシックな輝きが魅力です。Cal.3155を搭載です。

今回はオーバーホールを実施いたしました。

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続きまして、こちらが「Ref.16710」GMT MASTER II

オールブラックのベゼルです。

地球上の任意の2ヶ所の時間を同時に読み取ることが出来ることで人気のモデルですね。

II は短針のみを単独で動かすことが出来るCal.3185を搭載です。

こちらもオーバーホールを実施いたしました。

Rolex_GMT.jpg

 

さらに、こちら。「Ref.16233」コンビネーションのDATEJUST
ブラックダイヤルが引き締まった印象を与えます。Cal.3135を搭載です。

こちらはオーバーホールとケース&ブレスレット研磨を実施いたしました。

Rolex_DATEJUST.jpg

 

特筆すべきは、なんと!すべてがROLEX」「Tiffany & Co.」のWネームです。
米国・ティファニー社がスイス・ロレックス社へオーダーし、製作されたものですね。


こちらのお時計はすべて、さいたま市のM様からお預かりいたしました。

M様からは以前にも別のWネームをお預かりしておりましたが

今回お引渡しの際にはまた違うWネームをはめておられました。

以前から「
ROLEX」「Tiffany & Co.」のWネームをコレクションされているとのこと、
そのメンテナンスをtamtimeにお任せいただいております。

M様のお時計を拝見すると、とても丁寧にご使用されていることが伺え、

どれも良いコンディションを維持されております。

こうして3本が並ぶと圧巻ですね!

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M様にはブログへの掲載も快く承諾していただきました。
貴重なお時計を拝見させていただきありがとうございました。

そうだ、時々こうしてお客様の素敵なお時計を紹介させていただこう!
今、そう思いました。はい。

ということで、どうぞお楽しみに。

店長 田村 豊

幻の時計メーカー

みなさん、こんにちは、社長の田村 眞でございます。
いつも【tamtime】をご利用いただき、誠にありがとうございます。
日ごろのご愛顧に心より感謝申し上げます。

今回は、店長の田村 豊に代わりブログを書きましたのでご紹介させていただきます。

先日、倉庫で探し物をしていると、なにやら古びた箱を見つけました。
埃をはらい、蓋を開けると。。。!!! 思わず我が目を疑いました。
な、なんと「Takano」の時計たちがズラリと並んでいるではありませんか!?
「Takano Chateau」「Takano Precition」が24ヶも出土しました。
(あえて「出土」と表現しました。)

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「倉庫からの出土品!」

幻の時計メーカーと言われる「Takano」。国産時計ファンなら一度は耳にした名前ですよね。
「高野精密工業」は1957年(昭和32年)から1961年(昭和36年)の4年11ヶ月という短い期間、
腕時計の生産を行っていた愛知の時計メーカーです。

ドイツ・ラコー社のムーブメントを手本にオリジナルムーブメントを製造し搭載しておりました。
1959年の「伊勢湾台風」の直撃を受け、工場が水没。多大な損害がその後の経営危機をもたらしたと言われております。

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「Takano」の時計たち

私の父である、弊社創業者の田村 亨先代社長に尋ねてみた。
「理研工学工業」が「高野精密工業」を引き継ぐ形で「リコー時計」が誕生、その当時、
リコー時計の手巻式ムーブメントの量産組み立てを弊社「田村時計工作所」が請け負っていたとのこと、昭和38年頃のことです。
その頃、営業部から商談サンプルとしてのダミーモデル製作の依頼を受け、作成した中から、
弾かれた残骸をもらった記憶がある、とのことでした。
田村先代社長は、それはそれは懐かしんでおりました。

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「Takano Precition」     「Takano Chateau」      「初めて見る角型ケース」

その時計たちを解体すると、ケースの中にはコルクが詰まっておりましたが、
いくつかの時計から「TAKANO」と刻印されたラコー型のムーブメントが現れました。
ただ残念なのは、ムーブメントからは輪列が外されており、時計として機能する固体は
ひとつとして残っておりませんでした。

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「ラコー型ムーブメント Cal.No.122 」

この時計たちを眺めながら、我が「田村時計工作所」の歴史の1ページを垣間見ることが出来ました。

時計のコレクション

みなさん、こんにちは、社長の田村 眞でございます。

いつも【tamtime】をご利用いただき、誠にありがとうございます。

日ごろのご愛顧に心より感謝申し上げます。

 

たくさんのお客様と接していると、みなさん、いろいろな

観点で時計のコレクションをされていることがわかります。

 

「ロレックスならなんでもコレクション」

OMEGAスピードマスター新旧コレクション」

SEIKOオールドモデルコレクション」

「ブランド問わずクロノグラフコレクション」

「ミリタリーウォッチコレクション」

などなど。

 

わたしは、「ブルーインパルス」に魅せられてしまい、よく各地で行なわれる

航空ショーに足を運んでおります。

「ブルーインパルス」とは、航空自衛隊の誇るアクロバットチームの名称です。

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20101103 入間基地航空祭にて

 

 

 

 

 

 

 

わたしは、そんなブルーインパルスのエンブレムが入った時計を集めております。

 
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Kentex JSDF S455M Blue Impulse

 

 

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Kentex SKYMAN 368X Blue Impulse

 

 

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BREITLING  A13353 Blue Impulse(世界限定500ヶ)

 

 

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Kentex S526X Blue Impulseブルーインパルス50周年記念モデル

 

 

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Blue Impulse

 

 

CITIZENから以前出ていたモデルがありますが

いまだに入手出来ておりません。

(先日、tamtimeにて修理お預かりいたしました。欲しい。。。)

 

今年はちょうど「ブルーインパルス」発足50周年記念の年、

BREITLINGから記念ウォッチが発売となりました。(欲しいっ!)

その他、 Kentexからはさらにスペシャルモデルが追加発売されるとのこと、

喉から手が出るほど欲しいのですが。。。とってもお高い時計となっております(汗)

 

みなさんは、どんなコレクションをされていますか?

時計のTPO@スポーツウォッチ:ゴルフ編

店長の田村です。
いつも【tamtime】のご利用ありがとうございます。

あまり“本格的”というわけではありませんが・・・、
ゴルフをやります(^^ゞ

ゴルフをする時、どういう時計がいいかな???と
先日、真剣に悩んでしまいました。

●ダイバーズなど、ロレックス系では重いか・・・

●あまり重いとスイングが・・・(うまくもないのに)

●G-SHOCK系では、ゴルフファッションと合わないか・・・

●雨も降るしな〜・・・

などと、ぶつぶつ。
機械式の時計は、”衝撃” ”振動”にとても弱いので・・。


皆さんは、ゴルフや、スポーツをする際、時計をつけ別けていますか?


それでいろいろ調べてみたんですね。
ゴルフのTPOに合わせて、活躍出来そうな時計を。

【SUUNTO G6】
「テンポ」「リズム」「トップの角度」「クラブヘッドスピード」の指標で計測し、
スウィングを判定してくれちゃいます。
時計の修理・オーバーホールのtamtime
http://www.suunto-japan.jp/products/contents/wristopcomputer/golf/SS012208300


【TIME-IT - Unique LED Sports Watch】
リストバンドの時計で、邪魔にならないかもしれませんね。
時計の修理・オーバーホールのtamtime
(英語ページ)http://www.ledwatchstop.com/store/matrix-cuff-digital-watch-brown-leather-p-107.html


【PUMA Posh SLS4.4】
スポーツウォッチ、しかもPUMAなのに、エレガント!
レディースにはぴったりですね。
時計の修理・オーバーホールのtamtime
http://www.amazon.co.jp/PUMA-プーマ-Posh-ポッシュ-SLS4-4/dp/B000N8716A/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=watch&qid=1243825157&sr=8-1

そうしたら、先日、と〜〜っても素敵な時計をつけている
“LEON”ちょい悪オヤジ系のおじさまを発見しちゃいまいした!
友人の紹介で、ご一緒させて頂いた方でしたが、
ゴルフ場に来るファッションも、さることながら、ゴルフデーに
1日中ぴったりの時計をしていたんです!!!

それは、“TOY WATCH”で、雰囲気的にはダイバーズの様な
デザインですが、すべてプラスチックなので、ライトな感覚!
時計の修理・オーバーホールのtamtime
http://www.toywatch-japan.com/colored-crystal/green.html

一目惚れしちゃいました!
(おじさまにでは、無いですよ!!(-_-メ)

次回は、ぴったりの時計を見つけて、
ゴルフ場に繰り出したいと思いま〜っす!!

腕時計は大変なんです

皆さん、こんにちは。「tamtime」店長の田村です。

正式なオープンから約1ヶ月が経過しましたが、たくさんの
お客様から「お見積りキット」のお申し込みをいただきました。
ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

到着した時計は、ただちに「お見積り」のための作業に入っております。
すでにお見積りのご提示をアップしたお客様もありますが
まだのお客様も今しばらくお待ち下さいね。

さて今回は、直接ご来店いただいたお客様に時々するお話しをしましょう。

皆さんはご自分の「腕時計のおかれた環境」を考えてみたことはありますか?

はじめに、身の回りにたくさんある家電製品を思い浮かべてみて下さい。
リビングにはテレビ、DVDプレイヤー、コンポ、キッチンには冷蔵庫、
電子レンジ、ポットなどなど。

そのほとんどの家電製品は決められた場所にいつもじっとしていて
ご主人様が必要なときに必要な仕事をこなしてくれれば良いですよね。

では、腕時計はどうでしょう?
ご主人様の腕にはめられた時計は毎日毎日振り回され、時にはぶつけられたり
落とされたり。常夏のハワイ旅行のお供をして炎天下で日光浴、帰ってきた翌週には
極寒のスキー場。スノボー初心者のご主人は転んでばかり。「温泉で暖まろう!」なんて
お風呂にまでも入れられてしまったらもう最悪!

ちょっとでも遅れたり進んだりしたら即、不良品扱いされてしまいます。
腕時計はこんな環境下におかれながらも正確に時を刻まなければならないなんて、
不憫でなりません。腕時計は大変なんです!


もちろん、そういった環境で使われることを前提として各メーカーも開発している
わけですが、やはり愛着のある腕時計ですから大きな衝撃をあたえたり過酷な
使い方は極力避けたほうが長持ちしますよね。

皆さんも、少しだけご自身の腕時計をいたわってあげて下さい。
汗をかいたら乾いた布で拭いたり、頑固な汚れも古い歯ブラシで簡単に取り除けます。
簡単なお手入れだけで外装の不具合もずいぶん防ぐことが出来ます。

3〜4年に一度は内部機械のお手入れも重要になってきます。
内部のメンテナンスは専門の知識が必要ですから専門の方に診断してもらいましょう。